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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第169章 まず1人を始末
軽のワゴン車に乗った達也とナツは一足先に弁護士が住んでいる老朽化した建物の近くに車を停め、予め用意しておいた作業着に着替えた。

「ナツ、お前あれ話せるのか、ええっと何だっけ、韓国語…ハングルだ、それ出来るのか?」

「そりゃ学校内での会話は全てハングルだから…」

「そしたらオレにもハングル教えてくれよ」

「…どうしたの急に?」

「ん?何となく習ってみたくなったんだよ、ハングルを。だが、まず最初に殺らなきゃならない事があるからな」

達也はナツに短刀を渡した。

「私、こんな事出来ない…」

ナツは恐怖で足が震えていた。

「安心しろ、止めはオレが殺る。いいかナツ、この日本には行方さえ解らず毎年何人もの人間が消え去っているんだ。警察だって身元の解らないヤツを捜査したって何の手がかりも無い。
あの弁護士は身元不明だ。決して名を名乗らない。多分アイツは何らかの事情で身元を明かせない立場にいるはずだ」

「…でも、恐いよ…」

達也はナツの作業着のチャックを下ろし、ブラジャーの中から手を入れ、乳首に例の媚薬を塗った。

「…あっ」

「ナツ、どうだ?感じるか?」

達也は乳首をコリコリと摘まんだり、揉みしだいたりして、ナツを興奮状態にさせた。

「…あぁ、ダメ、そこ…乳首だけでイキそう…」

ナツの目はトローンとしていた。

「…ナツ、これでヤツの首をかっ切るんだ…いいな、そしてその後は…解るよな」

達也は耳たぶを軽く噛みながら吐息混じりに囁いた。

「…あぁ、うん、解った…これで切るのね」

ナツは目が虚ろになりながらも、短刀を手にした。

「ヤツがオレたちの楽しみを邪魔してやがる…お楽しみの最中を邪魔されたらナツ、お前ならどうする?」
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