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快楽に溺れ、過ちを繰り返す生命体
第183章 シリアルキラー達也
「随分と遅いな。こんな時間まで何してた」

1階のリングの中央でソンヒョクは達也が来るのを待っていた。

リングの脇には無数のロウソクの炎がソンヒョクの身体を照らしていた、まるでスポットライトの様に。

ソンヒョクは上半身裸で、迷彩式のカーゴパンツに編み上げの安全靴という出で立ちで仁王立ちしている。

「どこって、散歩だよ、散歩。中々寝付けなくてな…」

達也は入り口付近の椅子に座りタバコに火を点け、白い煙を吐き出す。雲の様にゆらゆらと灯りの無い小屋の中で達也の身体を包んだ。

「こんな夜遅くに散歩か…しかも血の匂いプンプンさせやがって」

ソンヒョクは知っていた、達也は仕事以外でも殺しをしていた事を。

「ホームレスバラバラ殺人事件、女子大生レイプ首切断事件、一人暮らしのOLが室内で絞殺後死姦…数え上げたらキリがねえ、仕事以外で殺しはするなと言ったはずだぞ、オレは」

達也は手当たり次第にターゲットを見つけては、惨殺していった。

ホームレス以外は全て女性が被害を受け、レイプした後に首や手足を切断、そして一人暮らしの女性宅に押し入り、絞殺した後、収まりのつかない肉棒は遺体と化した女性の性器の中に挿れ、ザーメンを吐き出していた。

死姦…死んだ相手を犯す、鬼畜の所業だ。

「どうにも収まりがつかねえんだよ…とにかく誰でもいいから壊してぇ…殺したくてウズウズしてんだよ、こっちは。
仕事の依頼なんざ待っちゃいらんねぇんだよ、オレは。
殺したくて殺したくて、もう自分でも抑える事が出来ねえ、ソンヒョク、アンタだってそんな時あるだろ?」

返り血の浴びたパーカーを脱ぎ、床に放り投げ、達也は地下室に入ろうとした。

「今までの事は目を瞑ってやる。その代わり、今後一切、人を殺める事はするな」

ソンヒョクは達也に最後の忠告をした。
これ以上達也の好き勝手な殺しを見過ごすワケにはいかない、殺し屋じゃない、達也のやってる事は通り魔の無差別大量虐殺に過ぎない…

「おいおい、オレの楽しみを奪うんじゃねえよ。同じ人殺しの分際でオレに説教かよ、なぁ」

(…コイツ、完全にイカれちまった。この場で消すしか無い)

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