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お兄ちゃんといっしょ
第20章 第20章
 遥輝が少しおちんこをピストンするたび、亀頭と膣の奥が激しく擦れるのが分かった。

 それは、息ができないほどの快感だった。

 膣の入り口は擦り切れ、裂けた処女膜はズキズキ痛むのに、膣の奥を亀頭が擦るたび、私は叫ばずにはいられなかった。


 気持ち良いのは遥輝も同じで、擦れるたびに苦しそうに声を漏らした。


 何度も何度も、お互いが気持ちいいところに遥輝は亀頭を擦り付けるようにしてピストンを繰り返した。
 時に浅く、時に深く。


 私が叫ぶたび、私のおまんこの中で、遥輝のおちんこが硬くなっていく。 
 必死で遥輝にしがみついて、気持ちいいって、何度も叫ぶ。
 遥輝のおちんこが硬くなると、快感は更に増した。



「好きになりそう」


 突然、遥輝はうわ言のように私に言った。

 遥輝は私を見つめ、何度も何度もキスをした。


「これっきりなんかやだよ」


 …きっとおばさんを抱くときもそう言っているに違いないのに、見つめられると、信じたくなる自分が不思議だった。



 舌を絡めあいながら奥の奥まで擦られると頭が真っ白になって、昨日みたいにおしっこなのかなんなのか分からないものが溢れた。


 同じ瞬間、遥輝は突然私から身体を離すと、自分の手で擦って射精した。
 太腿に生暖かい液体がブチ撒けられる。
 遥輝は俯き、何度も苦しそうに「あぁーッ…」と息を漏らしていた。


 ーーー永翔の布団を濡らしてしまった。


 けれど、「ふう」と顔を上げた遥輝が床の上に転がっていたティッシュ箱を手に取り、私の太腿を拭きながら…

 私に「痛かったよな、大丈夫?」と、心配そうな顔を見せたから。



 また涙が溢れて、布団をもっと汚してしまったのだった。


 



 
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