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第8章 悪魔降臨 ―それとも救世主? ―

そして、もしかしたら…と覗いた共通科目の般教でも耿輔の姿は見られなかった。居ないならこの授業レポだけだからパスしても良いか…ってなわけで、午後からの政治学は自主休講して駅前の商店街へ。

本屋へ出掛けたついでに、口座残高の確認に行く。今日の残高次第では電気をストップされてしまうのだ。

それって、非常に困る。ガスなら止められてもさほど不便は感じないが、電気は困る。
 
それも、これもすべてはあのエロ親父のせいだ!社会心理学のアシとして安いバイト料で働いてやったのは何処の誰だよ!もう絶対親父の手伝いはしないからな…

そう思う反面、”親父のバイト代も馬鹿にならなかったよな…”と振り返る俺。

更に、もしかしたら、万に一つも親父からの振り込みが有るかも…などと淡い期待を抱く。例の法事バトル以来謝っても無いのに、この期に及んでそれはねーだろ、と思いつつも。

ま、この3週間期待は裏切られ続けてるけどな…
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