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囚われの城
第3章 屋敷のしきたり


龍はベッドに座り、瑠菜の腰を引き寄せる。

そのまま、瑠菜の唇にキスを落とした。


「え?りゅ……龍さん?」

「大丈夫、痛くはしないから」

「んっ」


龍は瑠菜の小さな唇を舌で舐め上げる。

下唇を優しく吸い上げたり、唇の隙間を舌でなぞったり。

やがて瑠菜は息があがり、唇を開いた。

その隙を見逃さず、龍は瑠菜の唇を割って舌を入れる。


「んふっ、んん」


龍の舌はまるで生き物のように瑠菜の口の中をなぞった。

瑠菜の舌先、舌の腹、舌の裏側、頬の裏側、歯茎……。

時折溢れる唾液を吸いとりながら、龍は瑠菜の表情をしっかり見ていた。


やがて、瑠菜に変化が出始めた。

されるがままだった瑠菜が、舌を動かし始める。

控えめに龍の舌先を舐めてみたり、頑張って龍の口へ舌を伸ばしたり。

龍はそんな瑠菜の行動も全て感じ取っていた。


クチュクチュとわざと音を立てながら、龍は瑠菜の口内を犯し続けていく。

瑠菜の後頭部を押さえながら。

瑠菜の腰を引き寄せる手に力を込めながら。


龍と瑠菜の舌は、やがてどちりともなく激しく絡み合っていく。


「んっ……ハァハァ……あぁ」

「いい子だ……」


瑠菜の声が漏れ始めると、龍は囁くように誉める。

龍の低音の声に、瑠菜の体に電気が走った。

龍の胸に当てた瑠菜の手に、自然と力が入る。


時計の針が10分を刻んだ頃、龍はゆっくりと口を離した。

瑠菜はどこか夢を見ているような虚ろな目と、ほんのり頬を紅く染めて龍を見つめた。


「キスの経験は?」

「いえ、初めてです……」

「そう。じゃあ、これからは毎日俺と練習しよう」

「き、キスの?」

「なに?俺とじゃ不満?」

「そんなつもりで言ったんじゃないです!」

「……ぷ。あっはっはっ!」


この日、瑠菜は龍と初めてのキスを交わした。


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