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私と貴方の甘い蜜
第6章 甘蜜番外編① Side.S
過去にこっぴどくフラれたわけでも、身を裂かれるような別れをしたわけでもない。
「総一郎って仕事ばっかりでつまんない」
「仕事と私、どっちが大事なの!」
「クリスマスに会えないなんて最悪」
歴代の彼女たちの不満は、俺にはどうすることもできない。
誇りをもってやっている仕事と彼女。
それは、俺の中では比較対象ににはならないが、彼女たちは「答え」を求める。
いつしか、遊びでしか女と過ごせなくなった。
離れていってしまうなら、離れてもいい関係でいい。
事実、一夜限りというのは面倒ではなくてよかった。一夜なら情も移らない。
好きにも、ならない。
そう思っていた。
あの夜、あの子と会うまでは。
「総一郎って仕事ばっかりでつまんない」
「仕事と私、どっちが大事なの!」
「クリスマスに会えないなんて最悪」
歴代の彼女たちの不満は、俺にはどうすることもできない。
誇りをもってやっている仕事と彼女。
それは、俺の中では比較対象ににはならないが、彼女たちは「答え」を求める。
いつしか、遊びでしか女と過ごせなくなった。
離れていってしまうなら、離れてもいい関係でいい。
事実、一夜限りというのは面倒ではなくてよかった。一夜なら情も移らない。
好きにも、ならない。
そう思っていた。
あの夜、あの子と会うまでは。