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私と貴方の甘い蜜
第9章 甘蜜番外編② Side.S「Happy Birthday」
「土曜日お誕生日ですよね?何かリクエストありますか?」
祭りの後、何度目かの情事の後に彼女が言った。
「何でもいいの?」
「もちろんです!」
「じゃあ、手料理でお祝いしてほしい」
「何か食べたいのありますか?」
「からあげとかハンバーグとかベタなやつ」
「ふふっ。分かりました。ちなみにプレゼントのリクエストありますか?」
「んー。なんでもいいよ。なんでも嬉しい」
この年になると誕生日なんて平日と特に変わらないくらいの感覚だ。
でも愛らしい彼女が、無邪気に「お祝いしたいオーラ」を出してくれるのはまんざらでもない。
「なにがいいかなー。あ、サイズ一通り教えてください!」
「はははっ。いいよー」
付き合ってからだんだんといろんな表情を見せてくれるようになった。
甘えられるのも尽くされるのも嬉しい。
俺の腕に抱きついて、プレゼントを何にしようかとあれこれ悩む彼女を眺めながら、久々に感じる幸福感をかみしめていた。
祭りの後、何度目かの情事の後に彼女が言った。
「何でもいいの?」
「もちろんです!」
「じゃあ、手料理でお祝いしてほしい」
「何か食べたいのありますか?」
「からあげとかハンバーグとかベタなやつ」
「ふふっ。分かりました。ちなみにプレゼントのリクエストありますか?」
「んー。なんでもいいよ。なんでも嬉しい」
この年になると誕生日なんて平日と特に変わらないくらいの感覚だ。
でも愛らしい彼女が、無邪気に「お祝いしたいオーラ」を出してくれるのはまんざらでもない。
「なにがいいかなー。あ、サイズ一通り教えてください!」
「はははっ。いいよー」
付き合ってからだんだんといろんな表情を見せてくれるようになった。
甘えられるのも尽くされるのも嬉しい。
俺の腕に抱きついて、プレゼントを何にしようかとあれこれ悩む彼女を眺めながら、久々に感じる幸福感をかみしめていた。