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堕とされる
第1章 罠
初めてオナニーをしたのは小学5年生の頃だった。
兄貴にオナニーのやり方を伝授されて以来、余程体調が悪くない時以外毎日オナニーをするようになった。
多い時は毎日出していても、1日に3回抜く事もあった。
自分は異常なんじゃないかと、自分の性欲の強さに気付いたのは大学在学中の事。
彼女が出来てはすぐに『真矢の性欲の強さにはついていけない』そう言ってフラれたのは、1度や2度ではなく毎度の事。
社会人になれば仕事の忙しさで性欲が落ちるなんて言うセリフを聞いた事があったが、俺はそれでも性欲が減退する事も無く、むしろ抜かなきゃ寝付きが悪いってくらい、性欲は増す一方だった。


オナニーは好きだが、女はもっと好きだった。
あの暖かい膣の壁に敏感なチンポを包まれる心地良さ。
女を知ってしまってから、セックス無しの人生などありえない!と思うわけだが、半年以上続いた女はいない。
だからこの際“彼女”を作る事は諦めた。
同じ性欲の強い者同士なら、性の不一致で困る事はないだろう、俺はそう思い付きスマホを片手に、性欲の強い女性を探す事にした。


しかしそう簡単にいい女性には巡り会えない。
ヤリ専の出会い系サイトのほとんどは、サクラばかりで実際にサイト以外で繋がれる女性にはなかなか恵まれない。
漸くLINEのIDをゲットして、何度もプライベートなやり取りをして、お互いの顔の写メを交換できる女性に出会った時は感動した。


女性は32歳の人妻だったが、旦那さんは長距離専門のトラックの運転手らしく、月の半分以上は家にいないそうで、性欲を持て余しているそうだ。
見た目も年齢より若く見え、何より胸の形がとても綺麗で、一目で俺は彼女を気に入った。


『私男性を啼かせるのが好きなの』

彼女のそんなセリフに下半身に熱が集中する。
女を啼かせるのも好きだが、女に主導権を握られるのも悪くない。
要はお互い気持ち良くなればそれで良かった。
何度もエロい話をしては、自分の熱りたったチンポを握り締めて熱を解放してきたが、何度放出してもすぐに熱を帯びてしまうくらいに、俺はもう彼女が欲しくて欲しくて堪らなくなっていた。


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