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第6章 キャリア・ウーマン♡

　翌日も診察時間が終る頃、神木龍之介は消毒の為、久保木歯科医院を訪れた。

　診察室のドアを開けると、神木龍之介の隣に寄添って座る女が居た。

　『幻滅～
昨日は１人で来れても、今日は女連れですか！？
いい大人の男が、歯の治療に女連れって！！
彼女でも奥さんでも、ここはデートの場所じゃあございませんよ！
子供じゃないんだからさ。
純粋に歯の治療に来る人が訪れる場所です』

　しかも、その女、私の顔ガン見してるし。
夕方は化粧崩れるんですよ！
キャリア･ウーマンは、化粧が崩れても仕事中に直しませんしね！
そんだけ、一生懸命仕事にのめり込んでますが、何か？

　その女、ナチュラルメイクで可愛いしぃ。
着ている服も、Ｖネックワンピをナチュラルに着こなし、スタイルの良さや小顔を見事にアピールしてるし、髪形も出来る女強調のサラサラ前下がりボブでキメてさ……。

　自慢しに来たんか？神木龍之介！！


　感じ悪ぅ！