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こんな日は抱いて欲しい
第6章 キャリア・ウーマン♡
 
 「神木さん、神木龍之介さん、中にお入り下さい」
と声を掛けたら、神木龍之介も「じゃあ、行ってくるね」とその女に甘い声で言う。

 消毒終われば、神木龍之介の治療も終る。
短い間の目の保養でしたぁ〜
女居るなら、それ以上の興味は全くないしぃ〜
所詮、他人の男よ。
私が欲しいのは、Only Oneだもん!

 神木龍之介よ、お大事にぃ〜



ーーー
ーー 




 その日の診察も無事終わり、家に帰って夏ドラでも見るか?
ご飯どうしょう?
暑くて台所立ちたくないから、牛丼でも買って帰るか?
胡瓜も補充して、お疲れさんの一杯して……  

 そう、いつもの当たり前の日課になるはずだった。

 職場を出て歩いていたら、さっきの神木龍之介の付き添い女に声を掛けられ、驚いて立ち止まった。

 

 

 
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