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第6章 幸せの足音
アイルの家とオレの家は、そう遠くない




地図的に言えばソウタさんの病院…

つまり



アイルの職場を中間地点にした
同一線上にあるようなものだ



行き来は楽だった。




昼過ぎにアイルを呼び出し
これまた中間の
ビリーヴでお茶をする





『アイル、これからなんだけど』

『うん』




アイルは自然と〃アイル〃と呼ばれるのを
拒まなくなった





オレは…


オレとアイルは
正式に付き合うことになったわけだが








『オレ達のこと
ソウタさんにまず話そうと思うんだ』


『……うん』






『アイル?』


『・・・』







『言わないってワケにいかないっていうか…

言わないのも変だろ?
そのへんちゃんとしたいから

オレから
ソウタさんに話そうと思うけど…いいか?』




『あたしも…一緒に…』






『アイル…』





アイルはまた顔を…
耳を赤くしてうつむいてる

ふんわりとほのかに
いつもの香水の匂いをただよわせて




『ちがうの…どんな顔して言えばいいか

わからなくて』




何も…イキナリ結婚とか
そんな話じゃない



だけど
アイルにしてみれば

親も同じのソウタさんに
いつも一緒にいるソウタさんに



初めてそんな改まった話をするのが
照れくさくてたまらないのかもしれない



まぁ親同然の人だから
オレもちゃんと話しておきたいワケだが





『アイルは一緒に来て、いるだけでいい

オレが話すから。…な?』



『…うん』







『じゃ…少し日をみて
オレからソウタさんに連絡するから
それまでは、な…』




『ん…』





アイルを送ってその日は別れた






公園じゃなくて


・・・アイルの家の前で








さて…


心の準備・・・~のような事をして




来週末にでも…なんて思っていたオレに


月曜の昼間にとんだメールが届く













〃リョウキお前

アイルに一体何をしたんだ?〃







『…!?』



なんだ!?

…またアイルに何かあったのか?






…ザワザワとしたオレは


直ぐにソウタさんに電話するが応答はない




『仕事中…だよな』




昼を待って会社を抜け
病院へと急いだ
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