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第8章 迫る悪夢
ソウタさんからオレに電話があったのは
オレが会社を出る寸前のことだった。



アイルが帰り道に危ない目に遭ったから
迎えに来れないかと言う。




驚くオレに、ソウタさんが
警察には通報済みで


暫く近辺を
巡回してもらえることになったこと


何よりアイル本人が
大したケガもなく
無事だと説明してくれた




犯人はアイル個人を狙ったのか
通り魔なのかもわからないし


アイルは顔も見ていないらしい






厳密に言えば男か女かさえも定かではない。





アイルの様子が心配で
オレはソウタさんの電話をつないだまま
会社を出た。





『すまないなリョウキ
今日うちに泊めたいんだが

俺はこれから一件仕事が残ってて
何時になるかわからないんだ』




『いえ…オレ送ってくんで、大丈夫ですよ』






泊めるって・・・オイオイ…?





なんて思ってるオレに
ソウタさんが意味深な事を言う。





『……家には…

とりあえず帰さない方がいいかも知れん

…いや・・・帰すな』





『ぇ…。その…帰すな、って。

それじゃぁ…

て言うか、なんでまた?…そこまで』







『念のためだ』


『は……?…はぁ』






わからなくはないが

どうも…何か

どうしても腑に落ちない。








『ソウタさん…?なんか隠してません?』





この人のことだ

何かあるだろう…?




『いや…』






ポツリと…




電話の向こうでソウタさんの言ったことに






自然と
いつの間にか






オレは歩くスピードをあげていた。
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