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第8章 迫る悪夢
『料理上手だよね。どこで覚えたの?』

『…習ったりとかは…ない。いつのまにか…』




『それってスゲーことじゃない?』


『~~…小さい時から
自分の事は自分でって言うか

何でもやったかな
習うより慣れろって言うか』



『スゲーな…やっぱ女の子は
オレなんかハナたらしたガキだったぞ?(笑)』


『プッ…。~…あたし…
まぁなんでもテキトウだから
良いのか悪いのかよくわかんないけど…』




『十分、十分

良い嫁さんになりそうな…』



〃あ・・・〃





『ぇ…』




一瞬みそ汁が喉につまる



『あぁ!そうだコレ!渡しとくよ』

『…コレって』


今朝から探していた合鍵

オートロックのと部屋のと2つを束にして
アイルの前に置く


出入り自由の証
マストアイテム



彼女に渡すのは、アイルが初めてだ




少し戸惑った様子のアイル



『あった方が便利だろ?持っとけよ』

『でも…いいのかな…』



『いいだろ?…彼女なんだから』

『…ぅ…ん』


自分で言っといて少し赤面する



『リョウキ?すきなもの教えて?
食べたいもの…作るから』


『…?』



『あたし…居候しちゃってるのもな、って…』


『~~クス。アイルの料理なんでもうまいから
何でも良いけどな。思い付いたら言う』


『…うん』


オレは
何ならこのままでも良いけどな~なんて
思ったりした



ずっとこのまま…





『リョウキはお料理しないの?』


『ん~…全く出来ない
ってことないだろうけど、まずしないな
そんなモンだよ男なんて』



『そう。…体、大事にしてね』

『~~~』




トドメだ

ノーサツだ


やっぱ反則だ この女!

(笑)




本来の目的や何処へ?な感じで…


不可抗力で始まった限定同棲生活を
オレはすっかり堪能していた


…不謹慎なやつだな?オレって



ソウタさんはオレが思うよりも
ずっとハードスケジュールで
アイルはほぼほぼオレの家にいて仕事に通った



暗くなったら原則アイルは一人で帰宅しない



オレが迎えに行ったりソウタさんが
オレの家まで送ってくれたり


そんな風に徹底していたし
現に何事もない


オレもソウタさんも

…おそらくアイルも

安心しきっていたと思う
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