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第11章 明日への勇気
翌日、オレが仕事に行っている間に

アイルへの聞き取りは行われた




アイルは気丈に…全て話したそうだ




何をどう言ったかオレにはわからないが

頑張ったアイルを

まず心から労いたいと思う





現行犯であり

証言も証拠もこれだけあり

間違いなく起訴されるだろう





あの男がそれを否認さえしなければ

裁判になってもアイルが出廷したり

人前で辛い証言をするようなことには

ならないのだそうだ






まぁ…あんな状況で

いくら狂ったヤツでも

しらばっくれられないだろう








数日経って、良い知らせが入った






犯人であるあの男から自供がとれて
全面的に認めていると言う




当然だ!・・・と言いたいが

内心不安もあったオレは

やっと少し胸を撫で下ろす





ソウタさんが
知り合いの弁護士を立ててくれていた為

後のことは
任せられるようになっていた








そして…報告のような物が上がってくる






調書ってヤツのコピーとかなのか
わからないが


調査の内容を
まとめたもののような書面




アイルに血の繋がった…肉親は
いないも同然な為


身元引受人になっているソウタさんに
その報告が上がってきて


それをソウタさんが
オレに渡してくれた






…見るのが 恐かった







アイルの受けた仕打ちが
書かれているであろうものだ





ズラリ…と無機質に並ぶ文字




被害者A子……アイルのことだ





どこからどこがアイルの
ヤツの証言したことかは不明




書かれていたのは無論

ひどい、ひどい内容だ



直視出来ずにその場で
書面を破り捨てそうになる




何度も深呼吸をし直して目をおとす





…オレが、逃げるのは・・・違うよな











覚悟して見ても

アイルの受けたひどい仕打ちに

胸が何度もえぐられた
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