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第11章 明日への勇気
だけど
オレの懸念材料が解消されそうなことも
中には書かれてあった


事の発端


オレは
あの男がアイルに近付いた理由や
経緯が気にかかっていた…


アイルへの執着や
昔の報復なのではないのか…と
恐れていたからだ



内容によれば

男は街でたまたま見つけたアイルの
後をつけて職場を突き止め
帰りに待ち伏せて襲ったそうだ



ただイタズラ目的で

スリルと・・・軽い気持ちで



それが上手くいかなかったために
欲に駆り立てられて執着し

オレやソウタさんが
アイルをガードしたことで
更にスリルを感じて執拗につけ回し


アイルの行動パターンを把握して
一人になる隙を狙ったらしい



薄気味悪い…まったく不気味なやつだ


全くもって理解出来ない



昔も今も、自分を受け入れないアイルを
何が何でも自分の支配下に置きたくなり

泣き叫ぶ姿を見たい
イタズラしたいという執念で

アイルの可愛いがっている犬を利用して
アイルを脅し…無理矢理
車に引き込んで暴行した




・・・。


…血ヘドがでそうだ





同じ男だなんて思いたくもない

同じ人間だとさえ



永遠に塀の中にブチこんでやりたい



『ん・・・昔も…?』


オレはその文の一部の文字に目をとめて
あの女性刑事をふと思い出した

あの人…本当に
何か行動起こしてくれたのか?


あの男が自分からわざわざ
余罪を話すとは到底、思えない


アイルが自分から昔の事を話したのか…?

本当の所はわからないけれど…ただ
〃そうかもな〃と


あの人が…とオレは思っていた

そう思いたかった








それにしてもゾッとする話だ


もしも…あの時

あの日…アイルを

普通に自宅に帰していたら…と思うと



この様子じゃ
アイルの家も見つけてただろうし
オレはゾワっと身震いした


そしてアイルの事が書かれていた



アイルはその時激しく抵抗して
ヤツに大切な犬たちの事で脅されるまで…
最後の最後まで抵抗をやめず


諦めず…どんなに暴行されても
決してヤツを受け入れようとしなかった…と




オレの胸が…さらに

ギュッ~っと痛みを増した




アイルは…こんなにも辛いことを
今正に乗り越えようと…


必死に生きてくれてるんだ…と




早く…アイルを迎えにいきたい
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