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第15章 託された思い
『リョウキおはよう。コーヒー…のむ?』

『あぁ、うん。ありがと』



朝起きると
アイルが先に起きて朝食を作っていた

生活感を醸し出す
無造作に束ねてアップした髪

オレに微笑みかけてくれるが
少し疲れてそう
というか身体がダルそうにみえる


…それは当然かもしれないな

まだ不慣れなアイルを
この約3日間抱き続けたんだ

まして昨日はオチるまで…
少し罪悪感で反省だな


アイルは今日は
いつものようなTシャツにパンツスタイルだ

オレを警戒してんのか?

…オレにいつ襲われるかわかんないから?(笑)


しかし、正直それは…
オレには効果は期待できないぜアイル?


オレは…自分でも
どうなってんだ?ってくらい
〃元気〃だ(笑)…

ちっとも反省してないなオレ…
自分でも呆れてきた


『…キ?…リョウキ?……食べないの?
…疲れてるなら休んでて?』



『ぁ…あぁ。ワルイ。いただく』


心配そうにオレを見つめるアイル


…それでも気遣うんだな…人を、オレを
アイルはいつでも…



余計に罪悪感が湧いてしまい
オレはこの日は〃イケナイキモチ〃を
封印することにした(笑)


生殺しの日々の
理性の塊なオレを呼び戻す(笑)



アイルは何やら忙しげに動いている

食事が終わってからも
掃除やら洗濯してくれたり
またキッチンに…しばらくこもってる?…


『アイル?…ありがとな。もういいから…
少し、ゆっくりしろよ』

『あ、うん。もうすぐだから』



アイルがささっとキッチンを片付けた

いつの間にやらアイルの用意してくれてた
1~2人前用の鍋

フタが別で付いてて冷蔵庫に重ねて
キレイに入るやつだ

アイルはよくこれに
おかずを作りおきしていってくれる

アイルの可愛い通い妻な一面


『少しごはん作ってあるから食べてね

直接火にかけて…~あ、でも

焦げないように弱火で~~~…』



いつもこうだ



『ありがと。楽しみ』


そう言えば明日で休みもおわりだな
早いぜホント

フゥ…と少しため息をついてソファに座る



『アイル…ここ、おいで』

『う…ん』




『…クス。なにもしないよ。安心して』

『べつに…そんなんじゃ…』





このところオレに
散々にやられたアイルにとっては
全く説得力のないセリフであろう(笑)
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