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第18章 過ちの代償…
アイルを前に部長は
すっかり上機嫌なようで…
何よりだ…?

…オイオイ

アイルが落ち着いた声色で話し始める


『こちらを…葛城より預かって参りました
高山様に是非、一読をと
お忙しい事と存じますが…
どうぞ宜しくお願い致します』


「あぁ、もちろん・もちろん!聞いてるよ
どれどれ…しっかり
前向きに考えさせてもらうよ」


『ありがとうございます』


アイルが封筒を部長に手渡すと
オレも少しホッとして…


「ところで~キミ…藤沢さん?
立ち話もなんだ…少し食事にでも」


ゲッ?!……オイオ~イ…

オレは再び焦燥

まぁ…そーなるよな、この人は
ソータさん恐るべしだ?目利きかよっ!

やっとホッとしたかと思えば~
あ~~~…どうすりゃいんだ?

忙しい日だぜ!?
…とにかくオレが、ここは何とか…

何とか…しなければ!


「?…。なんだ滝川くん?君~…
さっきからソワソワして…めずらしい
どうかしたかね?~」


『ぃ…いえ、特に何も。失礼しました』


「~♪えー、それで藤沢クン?今日は~」



どうかしたかねぇ~?


・・・じゃねぇーってのっ!(苦笑)

どうしたも
こうしたも
ねぇんだよこっちはよぉ!

ソワソワどころのハナシじゃ…(汗)(汗)(汗)



オ~イ!…部長よぉ!?
知らねぇだろうが
こいつはなぁ…オレの…

…なぁ~にが〃フジサワクン?〃だっ!
鼻の下伸びすぎだぜ?!ブチョ~さんよ!


…オレは一人

大汗だく、大悪態に忙しい


『高山様…本日は、御無理を申し上げたにも
関わらず…本当にありがとうございました
大変嬉しいお話ですが…ワタクシ
至急戻らなければならなくて
…もしも宜しければ、次の機会
"葛城を交えてお話"させていただく際に"是非"
楽しみにしておりますので』


「そうかそうか。わかった!次は必ず
キミも~…来てくれるね?」


『…はい。…何卒宜しくお願い致します』


「よしよし。任せなさい
葛城さんに宜しく伝えてくれたまえ
藤沢クン、ご苦労だったね!」

『ありがとうございます
葛城に必ず伝えますので
本日は本当に…
ありがとうございましたっ!』


〃?〃

…最後だけ…アイルが
オレの見慣れない笑い方をした、ような

……〃ニッコリ(ハート)〃…?…って
少しひきつってなかったか?
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