この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Best name
第19章 最後の雨
ついに雨が降りだした


アイルはつかまらないままだ…
コンビニで買った傘を広げてアイルを捜す



公園の通りを抜けて…

ずっと…ずっと行けば

アイルの店の方に…




『!?』





向かいから女の姿が近づいてくる



傘も差さずに…ずぶ濡れの…












『アイルっ!!』



急いで駆け寄って傘を傾ける




…よかった・・・みつけた




底知れない不安の中
少しだけホッとする




『アイルっ…

…なにしてんだよ?こんなとこで

風邪ひくぞ?…とりあえずうちに…』








オレは辺りを見てタクシーを探した




スマホを持ったままの手を
ダランと下げたアイル





…おかしい




明らかに様子が変だ




そんなアイルの手を
しっかりとつかまえる




…すると、アイルが
オレの手をほどくようにして
少し離れ ようやく口をひらく






『・・・リョウキ』


『うん?…』












『〃玲奈〃さん…って人…

知ってる・・・・・よね…』








『え…っ?』









『知ってる人…だよね?』






アイルの口から出た

まさかの人物の名前…





ありのまま・・・答える…しかない




『…あぁ。レナは…前に…

アイルに会う前に…付き合ってた子だ…』





『……そう』


『でも…どうしてだ?…今はもう、何も…』





『レナさん…今日

さっき私の所に、来た』



『な、ん…だって!?…』



既に汗だくのオレに別の…
冷や汗がダラダラと背をつたう

様々な悪い予感に…
血の気が引いていく感覚に
ドクドクと大きく鳴る心臓


アイルは表情を変えずに
オレの前に立っている



オレに…〃もう会えない〃と言った…



そう言うだけの事が何かあった

それだけはわかる




『レナ…に、何かされたのか?!』

『…』



〃ううん〃とアイルが首を横に振る




『何か…言われた?…何を言われた!?』

『……』




少しボーっと…うつむくアイル

オレから目を反らして



ようやく口を開いて告げられたことは



オレが、冷や汗をかいたコト

・・・どころではない




想像を遥かにこえた





とんでもない話…
/986ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ