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第19章 最後の雨

煮え切らない…
まともに話せないオレの言葉に
アイルが言及するよう
にオレを見上げた
『まだ何も?…何も・・・なんなの?』
オレは・・・
更に言葉が出なくなって
『それは・・・
アイル…それに今の・・・なんだよ…
まるでお前・・・お前オレに…突然
別の女と一緒になれって言ってるのかよ!?』
稚拙なオレの反論に…
アイルが
啖呵を切るかのごとく声をあげた
『…そうだよ・・・
・・・そうだよっ?
仕方ないじゃない・・・!?』
『仕方ないって何だ!?
…何でお前って、そう何でも
物分かりよく諦めちまうんだよ?!
オマエは・・・
その程度のキモチだって事なのか!?』
苦し紛れ・・・
出任せも…良いところだった。
『何・・・言ってるのリョウキ!?
そんな話じゃ・・・
なら、他にどうしたら良いの?
どうするのよ・・・?!』
『オレが一緒にいたいのは
アイル…お前だ・・・わかってるだろ!?
オレの気持ちは一切無視か!?
アイル・・・お前だって!…』
『だからっ・・・何…言ってるよ!?
リョウキの気持ち?…
私の気持ち…?
そんなこと・・・
人の…〃人の命〃だよ…っ?
レナさんの・・・お腹の子は…
リョウキの子なんでしょっ?…』
『……。……』
たった今、聞いたばかりの
衝撃的なことに気が動転している…
それはそうだったけれど
アイルの言っている事に相反して…
オレの言ってることは…
考えは・・・
まるでコドモだった
まともに話せないオレの言葉に
アイルが言及するよう
にオレを見上げた
『まだ何も?…何も・・・なんなの?』
オレは・・・
更に言葉が出なくなって
『それは・・・
アイル…それに今の・・・なんだよ…
まるでお前・・・お前オレに…突然
別の女と一緒になれって言ってるのかよ!?』
稚拙なオレの反論に…
アイルが
啖呵を切るかのごとく声をあげた
『…そうだよ・・・
・・・そうだよっ?
仕方ないじゃない・・・!?』
『仕方ないって何だ!?
…何でお前って、そう何でも
物分かりよく諦めちまうんだよ?!
オマエは・・・
その程度のキモチだって事なのか!?』
苦し紛れ・・・
出任せも…良いところだった。
『何・・・言ってるのリョウキ!?
そんな話じゃ・・・
なら、他にどうしたら良いの?
どうするのよ・・・?!』
『オレが一緒にいたいのは
アイル…お前だ・・・わかってるだろ!?
オレの気持ちは一切無視か!?
アイル・・・お前だって!…』
『だからっ・・・何…言ってるよ!?
リョウキの気持ち?…
私の気持ち…?
そんなこと・・・
人の…〃人の命〃だよ…っ?
レナさんの・・・お腹の子は…
リョウキの子なんでしょっ?…』
『……。……』
たった今、聞いたばかりの
衝撃的なことに気が動転している…
それはそうだったけれど
アイルの言っている事に相反して…
オレの言ってることは…
考えは・・・
まるでコドモだった

