この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Best name
第22章 償い
こんなことがあろうがなかろうが
事実だろうが嘘だろうが…
オレの本当の姿を知った今
アイルはオレを受け入れない
もう・・・戻れないんだ
『…~…』
『レナ…』
『?……』
テーブルにあったタオルを手に
レナの顔にまだ残るワインを
拭き取りながら
オレはレナに向き合って
まっすぐと目をみた
『レナ…お前を
お前の心をひどく傷つけた事…
申し訳なく思っている…
悔やんでも戻せない
もちろん
許してもらえるとも思っていない…
すまなかった』
『……』
レナが少し…力ない顔でオレを見る
化粧をボロボロに崩した顔で
オレを見上げる
『フッ…なんだよ?
らしくない顔だな、レナ?…』
『人って…変わる時は…
変われるモンなのかもね…ホントに
…なんて
そっちこそ…そんな顔して
…そんな・・・マジなカオ…』
『?』
『両成敗ってことで…、いいんじゃん?
リョーキのショゲたカオみれたし…
もう…いい。あの子と…戻れば?…』
『ハハっ・・・〃両成敗〃?
まさかお前の口から
そんな言葉がでるとはな…
お前も変わったのか?…ハハ
戻らない
・・・〃戻れない〃よ
彼女は・・・そういう子だ』
『…?でも・・・二人とも…』
『誰よりも・・・まっすぐで…
ウソが大きらいで
心やさしくて・・・芯の強い
ブレない人なんだ
自分の決めた事は曲げない』
事実だろうが嘘だろうが…
オレの本当の姿を知った今
アイルはオレを受け入れない
もう・・・戻れないんだ
『…~…』
『レナ…』
『?……』
テーブルにあったタオルを手に
レナの顔にまだ残るワインを
拭き取りながら
オレはレナに向き合って
まっすぐと目をみた
『レナ…お前を
お前の心をひどく傷つけた事…
申し訳なく思っている…
悔やんでも戻せない
もちろん
許してもらえるとも思っていない…
すまなかった』
『……』
レナが少し…力ない顔でオレを見る
化粧をボロボロに崩した顔で
オレを見上げる
『フッ…なんだよ?
らしくない顔だな、レナ?…』
『人って…変わる時は…
変われるモンなのかもね…ホントに
…なんて
そっちこそ…そんな顔して
…そんな・・・マジなカオ…』
『?』
『両成敗ってことで…、いいんじゃん?
リョーキのショゲたカオみれたし…
もう…いい。あの子と…戻れば?…』
『ハハっ・・・〃両成敗〃?
まさかお前の口から
そんな言葉がでるとはな…
お前も変わったのか?…ハハ
戻らない
・・・〃戻れない〃よ
彼女は・・・そういう子だ』
『…?でも・・・二人とも…』
『誰よりも・・・まっすぐで…
ウソが大きらいで
心やさしくて・・・芯の強い
ブレない人なんだ
自分の決めた事は曲げない』