パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第22章 償い

『・・・』





『～？・・・これで少しは…

少しでも・・・
これっぽっちで気が済んだか？レナ・・・

少しでも
お前の〃望み〃通りならいいが・・・』




『…リョウキ…』







『レナ…本当に
本当にすまなかった・・・

オレの心の弱さで…オレの身勝手で
傷つけて・・・ごめん』





オレはもう一度
レナに向かって深く頭を下げる





『体に気をつけてな…？

仕事も、順調みたいじゃないか…

大事にしろよ・・・』







『…っ…リョウキ…あたし…っ』






レナが…心なしか

どこか後ろめたそうな顔をする







『ふふ…なんて顔してる？

元気で、頑張れよ・・・お前らしく…！

じゃあな・・・』







レナの家を出て

オレはまっすぐに帰路につく。






オレのあやまち・・・






オレの人生に


こんなことがあと何回





こんな風になにか…

誰かに償いをしていくことが

この先あとどれほどあるのだろうな…






オレが傷つけた人は沢山いる。






そんなことを思い浮かべながらも

少しだけ…

少しだけ肩がかるくなった気がした。
















あとひとつ…


大きな



もっと・・・大きなケジメをつける。