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Best name
第23章 やさしさで溢れるように
オレの手が
アイルの閉めようとするドアを
掴んで止めた
驚いて見上げるアイル。
『ちょ…っ!・・・何を』
突然のことに目を大きく見開き
本能的に急いでドアを閉めようと
引っ張るアイル
オレは・・・まだ
何も伝えていない…。
ありがとうも
ごめんねも
アイルに…
もう会えないかもしれないアイルに
・・・まだ何も。
そしてそれに留まらず
最低なオレは
甘ったれなオレは…
まだ、アイルに・・・
きっと、このドアは
今閉まったら
もう二度と開かない
そう思う。
このまま…閉められるワケには・・・
『何するのっ…!?…りょうきっ?!』
ひたすら
ドアノブを引っ張るアイルをよそに
オレは手に力をこめて
ドアが閉まるのを防ぐ
ガツっ…
『っっ!?』
ドアの隙間に足を突っ込んで挟む
…こんな荒ワザで
女の子の家に
押し入る日がくるなんて・・・
驚いたアイルが咄嗟にパッと
ドアノブから手を離してしまう
オレはドアをそのまま開けて中に入った
バタン…
ガチャっ・・・
背中越しにドアを閉めて鍵をかける
『ぁ…っ・・・あ…』
言葉を失う寸前…アイルが狼狽える
『アイル…』
『~~ぁ・・・』
『アイル・・・オレ…』
『やっ・・・!』
ドアノブに手をのばそうとした
アイルの肩を掴んだ
アイルの閉めようとするドアを
掴んで止めた
驚いて見上げるアイル。
『ちょ…っ!・・・何を』
突然のことに目を大きく見開き
本能的に急いでドアを閉めようと
引っ張るアイル
オレは・・・まだ
何も伝えていない…。
ありがとうも
ごめんねも
アイルに…
もう会えないかもしれないアイルに
・・・まだ何も。
そしてそれに留まらず
最低なオレは
甘ったれなオレは…
まだ、アイルに・・・
きっと、このドアは
今閉まったら
もう二度と開かない
そう思う。
このまま…閉められるワケには・・・
『何するのっ…!?…りょうきっ?!』
ひたすら
ドアノブを引っ張るアイルをよそに
オレは手に力をこめて
ドアが閉まるのを防ぐ
ガツっ…
『っっ!?』
ドアの隙間に足を突っ込んで挟む
…こんな荒ワザで
女の子の家に
押し入る日がくるなんて・・・
驚いたアイルが咄嗟にパッと
ドアノブから手を離してしまう
オレはドアをそのまま開けて中に入った
バタン…
ガチャっ・・・
背中越しにドアを閉めて鍵をかける
『ぁ…っ・・・あ…』
言葉を失う寸前…アイルが狼狽える
『アイル…』
『~~ぁ・・・』
『アイル・・・オレ…』
『やっ・・・!』
ドアノブに手をのばそうとした
アイルの肩を掴んだ