この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Best name
第23章 やさしさで溢れるように
オレには・・・わかってたんだ







〃アイルを忘れる〃ことなんて


出来ないことが。








例え誰かといても

誰ともいなくても…



アイルを忘れることが出来ない

それだけはわかっていたから





前向きに

進んで行くアイルの邪魔はできない







〃アイルを忘れて前に進む〃


それが出来ないオレが…
愚かにも出した答えがこれだった



アイルに心の底から嫌われて
拒絶されて

もう二度と
オレの方を向かない




その現実を見てしまえば
ようやく諦めがつく



そう思ったんだ。






自分勝手に

見苦しく愚かなその方法だった






『アイル…?早く…言ってくれ

でないとオレ・・・お前にもっと

取り返しのつかない酷いことしてしまう』







『~…。・・・』







『アイル…っ?

脅しじゃないって・・・

言ったよなぁ・・・・・っ!?』








『・・・。…』







そう言ってオレは…

アイルの

カーディガンのボタンを外していく






アイルが首を横に振って

ようやく拒否を示した










『なんで…っ・・・そんな事…いうの』




『・・・』



アイルが震える声を絞る







『私は…もう
どんなにリョウキを想ったって・・・
もう一緒にいられないのに…っ

想っちゃダメだって
忘れなくちゃって・・・
必死で忘れようとしてるのに

どうしてこんなことするのよっ?
なんでそんな事言うのっ・・・?』








『・・・・・』







『リョウキっ…ひどいよ

本当に最低だよっ…

私・・・・・必死に・・・・・なのに』









『あぁ…オレは最低だ
お前の言うとおりな

オレの今考えてること・・・言うよ?
オレの本当の腹の奥で思ってること

お前が…この先、いつか
どこか他の男のところに行くくらいなら

お前を、誰かにとられるくらいなら
今・・・・・ここで

オレの手でメチャクチャに抱いて
アイルをこわしてしまいたい。

本当は・・・本当の本当は
そう思ってる

・・・最低だ。

・・・・・オレは…』






『・・・・・・!?』





























『お前じゃなきゃ・・・ダメだ』
/986ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ