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第25章 焦燥と迷走
『グスッ・・・ん。ありがと・・・

さっき、リョウキがいて…嬉しかった…』




『え・・・』




『~リョウキ…どうするの?今日』




『あ…送ってく・・・休めよ
体・・・大丈夫か…?
ろくに休みとってないだろ』




『ヘイキ・・・』






ゆっくり歩いて
二人でアイルの部屋に向かった。







『・・・ごめんな』





『え?・・・何?』






『色々・・・』


こんな情けないオトコじゃ…

アイルは

安心して甘えることも出来ないよな…。





オレは心で自分に舌打ちした。







『~タバコ吸ってくる…』





オレは少し部屋を出た


考え事したり…途方もないことを思ったり








『オカエリ・・・』


『おぅ…ホラ・・・食べな?』



アイルにホカ弁を渡す。



『腹減ったろ?・・・
~減ってなくても食え…
疲れ・・・とれないぞ?』



『…うんっ
嬉しい…ありがとう!
一緒に食べようよ』




部屋着姿のアイルは
満腹になってウトウトしてくる



まだ少し赤い目が
重たそうにシパシパと動く



『アイル?オレ帰るよ』

『ん…。ごめ・・・』





『いーから…寝ろって』



アイルを半ば強引にベッドに寝かせて
布団をかけた





まだ・・・夕方の5時半…だけど。




『おやすみ…』



『・・・・・まって』





『?』




『ううん・・・ありがと』






『カギ…かけとくから、ゆっくり休んで?』


『ん・・・』






『アイル…?』



アイルがオレの服の裾を
つんと掴んだままだ



チラリと・・・オレを見上げる



…ベッドの端に手をついて
アイルにそっとキスした


『ふふ・・・いつものリョウキだ』



『ぇ・・・』




アイルのさりげない一言がチクリときた。




…あんなことして


気にしてないワケないよな・・・





『ううん…なんでもない。ありがと…』



『…何度も・・・言うなって…』




もう一度キスして
アイルの部屋をあとにした。
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