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第27章 嫉妬

『そんな・・・

何もそんなこと…有り得ないのに

それに…私達は
お互いの気持ちがあって付き合ってて

・・・だから』






『ウン・ウン･･･違いなし！』




『じゃぁ･･･マナさん
どうしてそんなこと言うの？

私…すごく久しぶりに
カイトに会えて
本当に嬉しくて

でも…もうすぐ
また会えなくなるのに

そんなの・・・まるで

まるで･･･
カイトに会っちゃいけないみたい…。
そんな・・・』






アイルが寂しそうに下を向くと
マナミがギョっとして慌てた






『ちょっ…アイル～！
そうじゃないって！

どうしてそう
極論にいくかなぁアンタは～？？！』







マナミが
しょんぼりしたアイルのフォローに
必死になっていた





『・・・だってマナさんが』




『そうじゃないって！
そんな事言ってないよ

まぁ…一般的な
心配事の話をしたまでよ？

良くも悪くも
リョウキもただの男でしょ？ってこと…

まぁ…聞いてると
そゆ心配もないみたいだし？安心かな。

リョウキを…大事にしなよ？
あんたの、オコチャマなトコも

ヌケてるトコも
ぜ～んぶ大事にしてくれるみたいだし？
お姉さんは安心よ(笑)

中々いないゾ～？
そんな心広いオトコも♪』








『ぅん…。・・・』







『…なに。～なんかあんの？』




なんだかんだ言いつつ
心配そうに
世話焼きなマナミがアイルに問いかける