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第28章 約束と絆

アイルのかけた時計に手をあてて
まっすぐアイルをみて微笑むカイトが…
アイルの両肩に手を添える。
『約束する…。
オレは・・・あきらめたりしない。
お前も…幸せになれよ?・・・必ず』
標準語の・・・カイト。
そして・・・
カイトが
アイルのオデコに
そっとキスした。
『・・・』
〃あ・・・・・・〃
『・・・オレもアイル大好きだ。
ありがとな・・・。
…またな・・・・・・アイル』
『カイト・・・』
『クス・・・お前は
あっちだ・・・~ホラっ…』
『ぁ…』
カイトがアイルの体を
くるりとオレの方へ向けて
トンと背中を押した
そして…イタズラな顔をして
オレにチロリと舌を出してピースする
〃ベェ~(笑)〃・・・と
笑ってエスカレーターに乗り込んだ
『…のヤロ(笑)・・・クス…っ』
〃またな・・・〃
オレもカイトに手を振る
『かっ…カイトっ・・・』
慌てて振り返ったアイルの先には
帽子を目深にかぶり直して
背を向けるカイトがいた
『カイトっ…!
またねっ…!・・・またねぇっ…!』
『・・・~~♪』
帽子で顔を隠して
カイトはもう振り返らずに
背を向けたままオレ達に手を振って進む
オレには・・・
カイトの目からこぼれる〃何か〃が
かすかに見えた気がした
まっすぐアイルをみて微笑むカイトが…
アイルの両肩に手を添える。
『約束する…。
オレは・・・あきらめたりしない。
お前も…幸せになれよ?・・・必ず』
標準語の・・・カイト。
そして・・・
カイトが
アイルのオデコに
そっとキスした。
『・・・』
〃あ・・・・・・〃
『・・・オレもアイル大好きだ。
ありがとな・・・。
…またな・・・・・・アイル』
『カイト・・・』
『クス・・・お前は
あっちだ・・・~ホラっ…』
『ぁ…』
カイトがアイルの体を
くるりとオレの方へ向けて
トンと背中を押した
そして…イタズラな顔をして
オレにチロリと舌を出してピースする
〃ベェ~(笑)〃・・・と
笑ってエスカレーターに乗り込んだ
『…のヤロ(笑)・・・クス…っ』
〃またな・・・〃
オレもカイトに手を振る
『かっ…カイトっ・・・』
慌てて振り返ったアイルの先には
帽子を目深にかぶり直して
背を向けるカイトがいた
『カイトっ…!
またねっ…!・・・またねぇっ…!』
『・・・~~♪』
帽子で顔を隠して
カイトはもう振り返らずに
背を向けたままオレ達に手を振って進む
オレには・・・
カイトの目からこぼれる〃何か〃が
かすかに見えた気がした

