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第3章 君の十色
土曜・・・


アイル達の所には行かなかった



緊張…不安?わけのわからない感情を
かき消してもかき消しても頭をはなれなかった



アイルは本当に来てくれるだろうか…



思えばお互いの連絡先も知らない


日時指定で待ち合わせなんて
我ながら随分アナログなコトをしている



知り合ってそう経ってないが…
全く知らない仲でもない


けど…知らないことだらけなんだよな…







~~カッコワリぃ…



28にもなって、なんだこのザマは





チューボーかよ…

いや、中坊のが進んでたりしてな





オレの無限の緊張には
子どものような無限のワクワクが孕んでいた


明日アイルに会ったら何を話すだろう
アイルはどんな顔をするだろう




あぁ、バスケの試合よりバレーの試合より…


仕事の商談より…キンチョーしてる


断言できた






『……!!』






突然ケータイが鳴った





チッ、誰だよこんな日に…


少しイラッとして手を伸ばす




手にすると、画面には知らない番号


…仕方なく出た







『はい…』









『あ…リョウキさん、ですか…?

私…フジサワです』









〃フジサワ〃…?








アイルだった


いろんな〃ナンデ?〃が交差して動揺した






『アイちゃん…か?うん?…どした』



とりあえずは答えて用件を聞く




『明日なんですけど…できたら時間
30分遅らせてもらえないかなって…』


『なんだ、そんなこと
もちろん構わないよ…予定は?
本当に大丈夫なの?』


もし断られたら落涙必至だが一応冷静に聞いた


『平気…それじゃ』

『あ、待って?!』



『…』

『コレ…アイちゃんの番号?』



『うん。…じゃぁ』


電話が切れた

オレのアタマは再びぐるぐると回り始める



電話が来るとは驚きだ
30分遅れる…仕事が忙しくなったか?

具合が悪いんじゃないだろうな?…朝が苦手?

と言うか番号…ソウタさんに聞いたか?
いや…なさそうだ

あ…名刺…?
以前にカフェで名刺を渡したことがあったな


…持っててくれたのか…?


履歴に残るアイルの番号をしばらく見つめ…
登録した


通知してるってコトは
知っててもイイ…んだよな?
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