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第29章 星屑の幸せ

『…お前を兄にもったことは
オレの人生最大の不幸だ……』


『へへっ♪～リョウキのモノみると
どうも欲しくなっちゃってね～♪』


『…たのむから１００回くらい死ね』



オレは無意識にアイルを
自分のうしろに隠していた



『ふふふ～♪さてさて～
おいとましようかな』


『フゥ～…』


ケイゴが立ち上がると
オレはつい溜め息をもらした

あぁ・・・ようやく



『ん？リョウキ…！？
さみしい？ねぇっ？さみしいっ？！』


『…ホッとしてんだろーがっ！💧;』


〃誰が見ても明らかに…っ;💧〃



『～さみしいならそう言えよリョウキ～♪
兄ちゃん居なくなるのさみしかったのかっ？
～フフン♪今日泊まってこうかな～(ﾊｰﾄ)』



オレの反応をみて
ケラケラと笑っているケイゴに



〃血管キレそ・・・まじで;〃



～～いや…一々相手にするな、オレ！




『…勝手にしてくれ
〃オレら〃が出てく
～アイル…お前んちに』


〃も～ダメ…オレ〃


ヘトヘトで…
アイルに助けを求めてしまった


『え？妹チャン
一緒に住んでるんじゃないの？
リョーキ～まだこんなムダに広い家に
一人なの～？』


〃ほっとけ…
あぁ…めんどくせー…マジでそろそろ〃


『す…住んでないですよっ…;
そそそ・・・そんな…』


『ふぅ～ん・・・一人暮らし？』



『はい…。そうですけど』


『～おうちドコっ？
ボクが送って行ってあげるよっ？
それから今度ボクと～…』



〃・・・。瞬間移動して

また手とか握ってやがる…こんのォ…〃




『け・・・けぇごさん…;？

ぅ…う、うしろ・・・💧』



『～んっ？…』



オレは…

いつの間にか持っていた(？)

ゴルフクラブを




つい、うっかり(？)・・・振り下ろす






『～～うっわわわわっ！！！
リョウキっ！！！お前
本気でやるやつがあるか～！？』



『リョウキっ！？危ないって！
ちょっ…わっ！それ…っ、やめてっ！
リョーーキぃ～～・・・！！』





『るせぇっ・・・！！
チッ、～ムダにすばしっこい！
このクソ兄貴ぃ～…
ちったぁ懲りろォ～～～～！！！！？』




『『ひゃああぁ～～～～！！！！』』




オレの怒声がマンション中に響き渡り

ケイゴ……と

アイルまで逃げまどう