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第29章 星屑の幸せ
『アイル…今日は、ごめん』




ケイゴを見送ったオレは

アイルに・・・・・・平謝り






『ちょっと?

リョウキ…やめてよ…ぉ

どうして謝ったりするの?…顔あげて?

ねぇ…もう、やめて?』







『~~あんな兄貴で

全く恥ずかしい限りだ

本当にすまない…』










『ふふっ、そうかな?

とても…良いお兄さんにみえたけどな…』











『…アイル・・・正気か?』




〃社交辞令とか…言う子だったっけ?〃






思わずアイルのオデコに手を当てる





『ふふふっ・・・

べつに・・・・・・そう思っただけ

リョウキが甘えられる良いお兄さん…

うらやましいな』








『ぉ…お前も

立派な兄貴がいんだろ!

あんなのと違ってよ…』








『んふふ。それにしても

ホントにソックリで驚いちゃった

見た目も〃中身〃も…色んなイミで』









『ソレ…けっこー落ち込むんだけど…?

って〃中身〃はないだろ!!?』




〃かなりショックだぞソレ!?〃









『~♪でも電話口で

〃リョウキのフリ〃されたら

私自信ないかも(笑)』








『……インターホン

ぶっ壊しとく

・・・・・二度と御免だ』









『ふふふ…っ

でも本当に私は嬉しかったよ

リョウキのご家族に…初めて会ったから

ありがと・・・・・』









『・・・』


〃なんてやつ・・・・・・〃















神様・仏様・・・女神様・アイル様だ















一点の曇りもないアイルの笑顔に


一日の疲労が浄化されていくようだった
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