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第31章 君の手と僕の手
週明け…



仕事から帰るとアイルの姿はなかった。



『……』


着替えでも取りに行ったか?

いや…帰る日なのかもな。



このところ、ずっと一緒にいたから
姿をみないことの方が久々で
少しだけ違和感を覚えてしまう。


夕食を外食で済ませる。


〃味……濃い…〃


外で食うモノが
ミョ~~に、しょっぱく感じた。



自炊なんて昔からほぼしないから
こういった味に慣れていたと思うんだが…。



オレ…年取ったか?




味覚というか…舌が
変わったのだろうか。


なんて
じーさんみたいになってるオレ。



いや、ちがうんだきっと。



なんつーのかな…


アイルの料理って・・・

ほんとに味が繊細なんだよな



薄味のものでも
味気のない薄味とはちがう
ダシとか、しっかりしてて


薄すぎることも濃すぎることもない…



なんと言おう?
次の日に疲れの残らない味……。


そんな料理をずっと食べてたからな。





なんて・・・

人間、心地いいモノには
すぐに慣れてしまうものだ・・・
なんて改めて思う。








翌日も…帰宅してもアイルはいない…。


『……』





・・・と言うか



連絡もない・・・。





そう、それだ。



アイルなら

一言くらい連絡をくれそうなのに

と…正直なところ昨日から思っていたんだ。




電話しようか…迷う。



べつにアイルがアイルの家に戻ったって
何もヘンじゃないし
そんなのアイルの自由だ。


メール…しとこうか。



でも…


〃戻らないの?〃

〃いつ くる?〃



例えばこんなのって…

う~~む・・・圧迫感、大。


なんか、それもヘンだ。


試合も終わって、一段落しているし
追い込みかけてる時でもないから
アイルも一度戻ったんだろう…。


ずっと頑張ってくれていたんだ
アイルにも体、休めてもらいたいしな。



オレはケータイをおいた。

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