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第31章 君の手と僕の手
部屋に一人きりのオレ



自分のコトだと言うのに
自分の身の回りのコトを自分でやるのが
相当久しぶりだった。


干されている洗濯物をとりこむ。





風呂も……
毎日わかして待っててくれたんだよなぁ。


シャワーで済ますのは久々だ。


身体をほぐしてさっさと寝ようか…
なんて、思ってたんだが。



やっぱり気になって
再びスマホを手にとる。


…メールくらい入れとくか。







しかし…しかし…





毎日顔合わせてたせいか?…




テキトーな…
当たり障りない文面とかが出てこない。



どんだけだよ、オレっ!…。










…そしてオレ

ここだけのハナシ…ぶっちゃけ気付いてた。


食事だとか…洗濯だ、風呂だ…


それよりも、もっと単純に…



オレは、アイルがいない
一人の家が




なんかムショウに
さみしくてたまらなかったんだ






…どんだけだよ、マジで。




とても口には出せないけど。



・・・ダセー・・・オレ(苦笑)










RRRRRR……




結局アイルに電話した。




催促するみたいでイヤだから
ホントに声だけ聞こうと思ってかける。



RRRRR……



でない……。


一向に…。




大丈夫か?




…逆に心配になってきた。





ブー…ブー




〃?〃



メール…。


……アイルからだ。





〃ごめん、今でんわ出られない〃




・・・夜9時。



仕事……とは、ちと考えにくいな。




〃出かけてるの?〃


〃ううん〃





・・・違和感・大だ。




まさかな……。




一抹の不安がよぎる…。



だって・・・アイルのことだ。




おそらく家にはいる・・・ってコトは。

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