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第31章 君の手と僕の手
まったく情けない限りだ



いや…冷静になれ?

落ち着け…オレ。



思い出せ?…

アイルに

看病してもらったときのことを…。



…。



……。



………。






……いや



アレは、完璧すぎる…(泣)。




欲をかくな…オレ。




まず確実にできることからだ




…ウロウロ…



オレでも・・・できること…。



ウロウロ…




『ん・・・?』


テーブルの上の病院の処方薬に目をとめる。


…少しためらうが



『わりぃ・・・』


ゴソゴソ…。

中をあけて処方内容を見る



解熱剤に…ビタミン剤に・・・鉄剤?



『……?』


感染症治療の薬は出ていない。

カゼとか

インフルエンザとかではなさそうだ?




けど

それって

完全に疲労ってことじゃないか……。





貧血も・・・おこしてるみたいだし。




そしてテーブルの上にある体温計



とりあえず熱、計るか




『アイルー?・・・』

『ハァ・・・・・ハァ・・・・』



眠ってはいるが
アイルは苦しそうに息をしていた。



『アイル?…ちょっとゴメンな?』




布団をめくって・・・

えー…と…。どうすりゃいいんだ…?





ワキの下に体温計を…






・・・・・入らない…。






パジャマ姿のアイルを前に四苦八苦…。





めくれ・・・~ない


さて…どうする?





『ちょっち・・・ゴメン…な』


パジャマのボタンを外して前を少し開けて
体温計をはさんだ。




…はたから見たら
相当マズイことしてるぜ?



いや・・・緊急事態なんデス。ハイ…。





たのむアイル

とりあえず起きないでくれ?(汗)





ピピピッ…。




体温計をゆっくり抜き取る。




『39℃……!?』




オイオイ……。




シャレになんないぜ!?




『ごめんな・・・アイル…』




苦しそうなアイルの頭に
そっと手をあてる。


もっと早く…

昨日のうちにでも


せめて連絡してれば…。







『ぅ…ぅぅん・・・』

『あ・・・』



アイルが、うっすらと目を開ける。




『ぇ・・・・・???』
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