この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Best name
第31章 君の手と僕の手
『あ・・・もしもし
夜分に申し訳ないです、~…』
オレは電話に出られないアイルに代わり
ソウタさんに電話した
『あ~…アイルか?
仕事は、来てるぞ?
うん…うん……連絡つかないのか?』
『いえ…そうじゃなくて
もしかしたら…って』
初めは少しにごしていたように聞こえたが
ソウタさんが教えてくれた
『~あ……少し
熱があったみたいでなぁ
今日、早退させたんだ』
・・・やっぱり。
『~すぐに病院に行ったって
連絡もあったしな
大したことないって言っている
明日は休みだし
まぁ…そう大事ないと思うぞ?』
『そう…ですか。ありがとうございます』
直感的に思う
アイルは…疲れが
一気に出てしまったのだろう
考えてみれば…いや
考えてもみなくとも当然だ
すまないことをしたな…。
アイルはオレが気にしないように
何も言わなかったんだろう。
そして、ソウタさんも
それ以前に…
アイル…まさか
連絡もできない程
ひどいんじゃないだろうな…?
〃ごめん。ちょっとだけ電話出て?〃
メールを入れて少ししてから再度電話する
『もしもし……?』
『……』
・・・もう十分。
『りょぉき?…』
アイルは普通を装ってそうだけど
十分わかった
声が、ひどく苦しそうだ
テキトーに話してすぐに電話を切る
オレは着替えをまとめてコートを羽織り
すぐに家を飛び出した
急いでアイルのマンションに向かう
かえって良くないかもしれない…
だけどオレ
わかってて放っとくことは出来ない
出ることは難しいだろう
インターホンはならさない
合鍵で部屋に入る
真っ暗…
そりゃそうか……。
リビングの電気をそっとつける
……。
『…アイル?』
部屋の奥…
ベットの上で寝ているアイルをみつけた。
『……』
スースーと寝息をたてて眠っているが・・・
『あつ・・・!?』
首に触れると驚くほど熱い
どこが…誰が
大したことないって?…オイオイ
高熱じゃねーかコレ…
イヤイヤ・・・オイ
一気に焦るオレ
どうすりゃいいんだ?…何からやれば
しばらく部屋をウロウロ…
・・・なんもできねーーーーー…。
夜分に申し訳ないです、~…』
オレは電話に出られないアイルに代わり
ソウタさんに電話した
『あ~…アイルか?
仕事は、来てるぞ?
うん…うん……連絡つかないのか?』
『いえ…そうじゃなくて
もしかしたら…って』
初めは少しにごしていたように聞こえたが
ソウタさんが教えてくれた
『~あ……少し
熱があったみたいでなぁ
今日、早退させたんだ』
・・・やっぱり。
『~すぐに病院に行ったって
連絡もあったしな
大したことないって言っている
明日は休みだし
まぁ…そう大事ないと思うぞ?』
『そう…ですか。ありがとうございます』
直感的に思う
アイルは…疲れが
一気に出てしまったのだろう
考えてみれば…いや
考えてもみなくとも当然だ
すまないことをしたな…。
アイルはオレが気にしないように
何も言わなかったんだろう。
そして、ソウタさんも
それ以前に…
アイル…まさか
連絡もできない程
ひどいんじゃないだろうな…?
〃ごめん。ちょっとだけ電話出て?〃
メールを入れて少ししてから再度電話する
『もしもし……?』
『……』
・・・もう十分。
『りょぉき?…』
アイルは普通を装ってそうだけど
十分わかった
声が、ひどく苦しそうだ
テキトーに話してすぐに電話を切る
オレは着替えをまとめてコートを羽織り
すぐに家を飛び出した
急いでアイルのマンションに向かう
かえって良くないかもしれない…
だけどオレ
わかってて放っとくことは出来ない
出ることは難しいだろう
インターホンはならさない
合鍵で部屋に入る
真っ暗…
そりゃそうか……。
リビングの電気をそっとつける
……。
『…アイル?』
部屋の奥…
ベットの上で寝ているアイルをみつけた。
『……』
スースーと寝息をたてて眠っているが・・・
『あつ・・・!?』
首に触れると驚くほど熱い
どこが…誰が
大したことないって?…オイオイ
高熱じゃねーかコレ…
イヤイヤ・・・オイ
一気に焦るオレ
どうすりゃいいんだ?…何からやれば
しばらく部屋をウロウロ…
・・・なんもできねーーーーー…。