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第31章 君の手と僕の手

『あたしさ・・・
オトコ兄弟の中で育ってね～…』


『ぇ？』


マナさんが突然遠くを見る



『あ、別に・・・
それはそれで悪くないんだけどさ♪
女の子・・・妹とか、欲しかったナ～って

んで、中学生くらい？いや、あの子が
小学生だったかな？…

アイル初めてみたんだけど～…
〃ナニコレ～～！？〃ってさ♪(笑)』



『……？？？』




『痩せっぽっちで
頼りなかったんだけど～…
とにかくメチャクチャ可愛い～の！！

オサゲ髪で頭にリボンつけてて
うわぁ～コレが女の子だぁ～♪
ってカンジ！？

でもって
人懐っこくて、おしとやかで？

あたしと違って
女の子らしくてさぁ～…(笑)

ホント可愛かったんだぁ・・・』



『…ふふっ・・・

マナさんは・・・カワイイっすよ？』








『……は！？💧』



辺りは暗いけど
マナさんが赤面したのがわかる。



・・・初めてみた(笑)



こーゆーのって…

世の中の大半の男はきっと

イチコロだぜ？マナさん。




『いや…💧あたし

からかわれんの・・・好きじゃないし』





からかってねーんだけどな？マジで(笑)




『てかリョーキ
そゆキャラだった！？(汗)』



『…そりゃお互い様っス(笑)』




『はぁ～～！？💧なにイキナリ
わけわかんないコトいってんのよ？！』


(笑)



『て言うか、あんた達いっそ
一緒に住めばいーのに(笑)』


『まぁ・・・自分はぶっちゃけ…』




『なに？イヤだって言われた？(笑)』


『…アイルが良いって言うまで…てか

望むまでは、強要したくないんです』





『…ぷっ、やっぱ似てる(笑)』


『は？…』





『ぃや、…甘い！！アマイわ～！』

『はい？💧』





『いーじゃん！
黙ってついてこい！ってさぁ♪
時にはゴーインにねぇ～』


『うーわ…💧(笑)』





『ちょっと！？
～…ま、似た者同士は
ぶつからないかもしんないけど？
すれ違うんじゃないわよ？あんたたち～…』




マナさん…。




『……はい』




『ふふっ、長いこと一緒にいるうちに？
〃言わなくてもわかるだろう〃とか
そうやって言葉足らずになるのは
一番よくないんだから♪』



『……はい』



肝に・・・命じます。(笑)