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第31章 君の手と僕の手
数日後


オレとアイルは久々に…

ほんとに久々に

のんびりと過ごしていた。



束の間の休暇…。




アイルのコートが

少し薄手のものに変わっている




街も・・・風も・・・



かすかに



〃春の匂い〃がしてくる この頃…。





手を繋いで・・・何気なく歩く並木道



いつもの道…。






『ふふっ・・・』


『え?・・・ナニ…』




『うん?・・・いや

~ちょうど去年の

今くらいだったかな~…って』




『???』


アイルが目をまるくしてオレを見上げる





『・・・夜の街で

さまよえるウサギを

みつけたのが・・・(笑)』






『……え💧』




なんだよアイル?

文字通りじゃねーか?(笑)




うろたえてるアイル




今になって考えたら

今思えば…あの日の



初めて出逢った日の

アイルのコスプレ(?)は

まさに幻だな……?


オレはスゲー瞬間に

遭遇したもんだと思う(笑)


『わ…すれてよぉ…そゆの💧』

『イヤだ(笑)…(忘れられない)
いや~…あのミニスカのアイルはなぁ~(笑)』



『りょおきぃっ…』

『何回ソータさんに
チクろーと思ったコトか♪アレは~…』



『やめてったらぁ…っ』

『(笑)』



初めて逢った日のことを
思いだしながら…
あの日と同じ道を歩く



『コスプレショップでも行くか?
耳探そうぜ耳♪~ウサギちゃん?(笑)』

『~~うるさいなぁっ…ヘンタイっ…』



『なんだと~?(笑)』




なんてな・・・






あの日…オレの前に現れた

笑いもしない

泣きもしない

女の子・・・


無表情で、どこか弱々しく
さみしげな
怯えたウサギみたいだった女の子は…



今…オレの目の前で
楽しそうに笑ったり…時には泣いたり




…ハハっ

ホラ、こんな風に

頬を膨らませて怒ったり…(笑)




変わりゆく季節のように



様々な
沢山の表情をみせてくれている




季節こどに…精一杯
その魅力を咲かせながら






『桜…いつ咲くかなぁ…。楽しみだね』

『アイルがコスプレしたら
咲くんじゃねぇか?(笑)』


『~~~~!?』

『(笑)』





アイルと出逢ってから

一年が経とうとしていた
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