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第4章 告白
『あの日…猫を拾ったと言うのは…

アイルを確実に呼び出す為の嘘だと
オレは思っている…

たった一人で…住宅街からもうんと離れた
…人気のない公園にな…』








やめてくれ・・・。








『襲われたアイルは…

逃れるすべがなくて

やむなしに・・・』








やめてくれって…。








『ヤツが無事だったのは

ヤツの仲間が救急に通報したからだ

・・・おそらくは共犯で』






『~~っっ!!』





オレは熱くなった目頭から
溢れるものを抑えきれず
テーブルを叩いて目を覆っていた





『~~っ そんなバカなっ…
じゃあアイルは
無実の罪を被ったってことじゃないですか!!』




『相手に重傷を負わせた事は事実だ…

でも事実そういうことがあったとしたら
例え相手が命を落としていたとしても

十分に正当防衛は認められただろうなぁ…』






『なんで…?ダレも…警察も…アイルの親も

ソウタさんみたいに何も疑問に思ったり…

調べたりしなかったんですか!?』







『~…状況証拠でアイルは明らかにクロ…

何より自分で認めていたんだ』





『そんな・・・。アイルは何も…

何も言わなかったんですか…』




『そうだ・・・

それを良いことに共犯二人が口を揃えて
〃アイルがキレた〃とでも証言すれば
もう出来上がりだ

クロと見られた上で調べられて
その上 自ら〃自分がやった〃と
言い切ってしまっていたなら…もう』










そんな・・・









『なんとか・・・

なんとか、ならなかったんですか…もっと…

アイルは被害者じゃないですか!…』





『もしも被害があれば、着衣や物的証拠…
体液…何でも調べれば間違いなかっただろう

だけどアイルは…自ら
それらを全て消し去っていた

後からわかった事だが・・・アイルは
自分の洋服も…家中の物を全て処分して

ガラリと服装を変えて出頭したんだ』
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