パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第32章 最高の名前

『ﾊﾊ・・・ハハハっ…
お母さんがあまりに優秀ですからね…！

ぁ～アイルの評価基準は
中々シビアだな？・・・ハハハ…

いやいや、アヤメさん？～アイルは
本当によくやってくれてますよ！！

お客様からの信頼もあついですし
優秀ですから？

居てもらわないと
困り果てて泣く人は大勢ですよ…？

僕も～その１人ですかね！ハハハハっ…』




ソウタさんが遮ってフォローに入る。





その言葉に嘘はないだろう…だけど

どうにも…タジタジ

余裕のないソウタさん。







段々…なんとなく

そのワケのわかってきた…というか

感じていたオレは…。






『二人で…力を合わせて幸せになります。

アイルさんを…必ず幸せにします。

…ですから・・・』






『…ふふふ、・・・そう』









･････〃そう〃・・・って…。







そうくるかフツー・・・？








口数の少ない人…なのかも知れない。

アイルと似ていると言えば

それも納得かも…。






だけど・・・なんだろう

笑顔の･････奥



何を考えてるのかわからない

その表情に

どうにも焦燥感が湧く。






…言葉を選ぶとキリがない

あえて言う・・・。






似てるけど・・・似ていない




この人の目の奥には



〃冷たさ〃を・・・感じる。








遮られたような…不完全燃焼なオレ…。







『リョウキ・・・』



『？？？』






隣のアイルだけが

オレの言葉に頬を赤くして

微かに微笑んでいた。






・・・可愛かった。