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Best name
第32章 最高の名前
『一緒に…住み始めたんですってね?』
細長い指でティーカップを持ち上げて
アイルのお母さんが言う
ドキッ・・・
・・・っと言うか
一瞬・・・
シーーンとしたのは気のせいか?
『う…うん・・・最近。
それでママ・・・ぉ…お母さんに…』
アイルが覚束ない
と言うか…テレながら答える
そして・・・オレも
『あ…その事は
何と言うか・・・スミマセン…』
事後報告って
・・・何かとキマズイもんだよな
『ふふ・・・いいえ
二十歳もとうに過ぎた娘ですもの
どうのこうの言わないわ
ご迷惑に
なっていないのかしら…と思ってね』
『そんな、とんでもないです
すでに……僕の方が
お世話になってばかりですよ』
『・・・そう。
~タキガワさん、て言ったかしら?
女は・・・〃黙って家の中にいてくれ〃
…ってタイプ?・・・フフ』
『・・・え?』
・・・。
……なんか。
ソウタさんの事を言えたモンじゃナイ
気さくに話そう…という頃には
それどころか
なんか
オレはのまれていた気がする
……と言うか、何だろう
なにかが……。
『ふふ・・・いえ』
『お…かあさん
すごく…毎日、楽しいよ私。
良かった…って、思ってる』
アイルがフォローに(?)
と言うか、珍しく割って入る
『ふふ…いいんじゃなくて?
お互い〃見極め期間〃は大切よ
籍を入れた後じゃ、何かと大変だもの』
『……』
アイルが黙ってしまう
なんか…
なんか……。
『将来、家に…いてもらうのも
勿論…良いと思いますが
僕は、仕事を頑張っているアイルさんも
本当に素敵で尊敬していますから
今後も…二人で話し合って
お互い協力し合って
僕としては・・・一番は
アイルさんが
望む形を取りたいと思ってます』
『フフフ…素敵な答えね。
~にしても…この子が仕事?
勤まってるのかしら?』
なんか…
さっきから…
『誰に似たのか…昔からどうにも
のんびりしてる子でね…』
なんか……
ひっかかるんだ………よな。
細長い指でティーカップを持ち上げて
アイルのお母さんが言う
ドキッ・・・
・・・っと言うか
一瞬・・・
シーーンとしたのは気のせいか?
『う…うん・・・最近。
それでママ・・・ぉ…お母さんに…』
アイルが覚束ない
と言うか…テレながら答える
そして・・・オレも
『あ…その事は
何と言うか・・・スミマセン…』
事後報告って
・・・何かとキマズイもんだよな
『ふふ・・・いいえ
二十歳もとうに過ぎた娘ですもの
どうのこうの言わないわ
ご迷惑に
なっていないのかしら…と思ってね』
『そんな、とんでもないです
すでに……僕の方が
お世話になってばかりですよ』
『・・・そう。
~タキガワさん、て言ったかしら?
女は・・・〃黙って家の中にいてくれ〃
…ってタイプ?・・・フフ』
『・・・え?』
・・・。
……なんか。
ソウタさんの事を言えたモンじゃナイ
気さくに話そう…という頃には
それどころか
なんか
オレはのまれていた気がする
……と言うか、何だろう
なにかが……。
『ふふ・・・いえ』
『お…かあさん
すごく…毎日、楽しいよ私。
良かった…って、思ってる』
アイルがフォローに(?)
と言うか、珍しく割って入る
『ふふ…いいんじゃなくて?
お互い〃見極め期間〃は大切よ
籍を入れた後じゃ、何かと大変だもの』
『……』
アイルが黙ってしまう
なんか…
なんか……。
『将来、家に…いてもらうのも
勿論…良いと思いますが
僕は、仕事を頑張っているアイルさんも
本当に素敵で尊敬していますから
今後も…二人で話し合って
お互い協力し合って
僕としては・・・一番は
アイルさんが
望む形を取りたいと思ってます』
『フフフ…素敵な答えね。
~にしても…この子が仕事?
勤まってるのかしら?』
なんか…
さっきから…
『誰に似たのか…昔からどうにも
のんびりしてる子でね…』
なんか……
ひっかかるんだ………よな。