この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Best name
第32章 最高の名前
『一緒に…住み始めたんですってね?』



細長い指でティーカップを持ち上げて
アイルのお母さんが言う




ドキッ・・・



・・・っと言うか






一瞬・・・

シーーンとしたのは気のせいか?




『う…うん・・・最近。

それでママ・・・ぉ…お母さんに…』




アイルが覚束ない

と言うか…テレながら答える




そして・・・オレも




『あ…その事は

何と言うか・・・スミマセン…』






事後報告って

・・・何かとキマズイもんだよな





『ふふ・・・いいえ

二十歳もとうに過ぎた娘ですもの
どうのこうの言わないわ

ご迷惑に
なっていないのかしら…と思ってね』




『そんな、とんでもないです

すでに……僕の方が

お世話になってばかりですよ』





『・・・そう。

~タキガワさん、て言ったかしら?

女は・・・〃黙って家の中にいてくれ〃

…ってタイプ?・・・フフ』




『・・・え?』




・・・。




……なんか。









ソウタさんの事を言えたモンじゃナイ



気さくに話そう…という頃には




それどころか

なんか

オレはのまれていた気がする





……と言うか、何だろう

なにかが……。





『ふふ・・・いえ』




『お…かあさん

すごく…毎日、楽しいよ私。

良かった…って、思ってる』




アイルがフォローに(?)
と言うか、珍しく割って入る




『ふふ…いいんじゃなくて?

お互い〃見極め期間〃は大切よ

籍を入れた後じゃ、何かと大変だもの』




『……』

アイルが黙ってしまう





なんか…


なんか……。







『将来、家に…いてもらうのも
勿論…良いと思いますが

僕は、仕事を頑張っているアイルさんも
本当に素敵で尊敬していますから

今後も…二人で話し合って
お互い協力し合って

僕としては・・・一番は
アイルさんが
望む形を取りたいと思ってます』




『フフフ…素敵な答えね。

~にしても…この子が仕事?

勤まってるのかしら?』






なんか…


さっきから…








『誰に似たのか…昔からどうにも

のんびりしてる子でね…』








なんか……




ひっかかるんだ………よな。
/986ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ