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第32章 最高の名前
アイルのことをわかっていない…。



他人のオレでも知っている



アイルの…おそらく

生まれながらにもった

幼い時から変わらないであろう




〃やさしさ〃や・・・無限の魅力。




努力家で…頑張り屋で



頭のキレる所

優れた所

素敵な・・・所




まっすぐで…汚れない所

純粋な所

その人柄・・・アイルの良さを




そんなアイルのことを

この人は・・・あまりに知らなすぎる。





もっと言えば、それらを

わかろうと・・・見ようとしていない。





〃母親〃なのに・・・。






少なく見たって

離ればなれになる前の17年かそこら…



この人は・・・一体

アイルの何を見てきたんだろう…。




ただただ悲しかった。





何を話しても大きな関心を示さない母親。




娘の相手であるオレにも

何一つ聞いてもこなかった。




オレ…人の親になったことないから

わかんないけど

イメージだけど






親なら…

娘が心配なら・・・必然的に




その相手のことは

気になるものじゃないのだろうか?




興味あるなしではなく

自分の娘を任せられる男か否か。



そういう人なのかも…と、流してたけど





その辺はソウタさんが
もっとも分かりやすく

アイルに出逢いし頃の
ソウタさんなんか

特にそうだった。




もっとも分かりやすくて

自然な

〃親らしい姿〃だとオレは思っていた。





オレに興味関心がなかったとして

それは別にかまわない




だけど肝心な

娘であるアイルは別だろう・・・?





フォローじゃないが

ソウタさんが
アイルの仕事ぶりを話したり

褒めたりしても
お母さんは一片も関心を示さなかった。




ずっと感じてた違和感…。




この人は単に…本当に

興味がないのだろうか。





他人に…そして

自分の娘にさえ・・・。






悲しい…。






認めたく…
考えたくもなかったが

そんなこの母親(ひと)の行動が
その悲しい事実を物語るようで…。






そして


更なる・・・とんだ追い討ちがかかる。
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