この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Best name
第32章 最高の名前

『・・・ふふ。
救いようのない
〃落ちこぼれヤンキー〃も
随分成長なさったのね?・・・ご立派』
アイルの母親が髪をかきあげた。
『…でも、屁理屈はいいの。
娘をどうしようと、私の勝手でしょう。
アイルは、アタシの娘よ…?
アタシがお腹痛めて産んだ~…』
『そうです。〃娘〃です・・・。
あなたの娘です。
アイルは…あなたの娘なんです…っ。
人形でもなければ
あなたのオモチャでも
道具でもない・・・っ!!
この子はあなたの
〃飾り〃じゃないんだ!』
『カツラギくん…アナタねぇ・・・』
『この子は
アイルは・・・物じゃない。
血の通った、人間です。
笑って…泣いて…怒って…
〃心〃を持って生きてる・・・人間です』
『・・・・・』
『アヤメさん・・・出て行って下さい』
『はぁ・・・・・?』
『今すぐ・・・お引き取り下さい
アイルの家族は〃ここ〃にいます。
アイルは・・・ここで
これから・・・・・幸せになるんです』
ガチガチのソウタさんは
どこにもなく
逆にアイルの母親を
〃何も言わせない〃
と言わんばかりに黙らせていた。
そして・・・
『この子は・・・
アイルは・・・〃僕の娘〃です・・・!!』
『・・・!?』
『この子に
〃母親〃は・・・いません…っ
二度と母親だ…などと・・・
二度と母親ヅラして
アイルの前に現れないで下さい…っ』
『ア・・・ンタ・・・何言ってるか…』
『・・・っ・・・あんたみたいな
毒親(オヤ)なら・・・
いない方がマシだっっっ・・・!!!』
救いようのない
〃落ちこぼれヤンキー〃も
随分成長なさったのね?・・・ご立派』
アイルの母親が髪をかきあげた。
『…でも、屁理屈はいいの。
娘をどうしようと、私の勝手でしょう。
アイルは、アタシの娘よ…?
アタシがお腹痛めて産んだ~…』
『そうです。〃娘〃です・・・。
あなたの娘です。
アイルは…あなたの娘なんです…っ。
人形でもなければ
あなたのオモチャでも
道具でもない・・・っ!!
この子はあなたの
〃飾り〃じゃないんだ!』
『カツラギくん…アナタねぇ・・・』
『この子は
アイルは・・・物じゃない。
血の通った、人間です。
笑って…泣いて…怒って…
〃心〃を持って生きてる・・・人間です』
『・・・・・』
『アヤメさん・・・出て行って下さい』
『はぁ・・・・・?』
『今すぐ・・・お引き取り下さい
アイルの家族は〃ここ〃にいます。
アイルは・・・ここで
これから・・・・・幸せになるんです』
ガチガチのソウタさんは
どこにもなく
逆にアイルの母親を
〃何も言わせない〃
と言わんばかりに黙らせていた。
そして・・・
『この子は・・・
アイルは・・・〃僕の娘〃です・・・!!』
『・・・!?』
『この子に
〃母親〃は・・・いません…っ
二度と母親だ…などと・・・
二度と母親ヅラして
アイルの前に現れないで下さい…っ』
『ア・・・ンタ・・・何言ってるか…』
『・・・っ・・・あんたみたいな
毒親(オヤ)なら・・・
いない方がマシだっっっ・・・!!!』

