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月夜の時間
第10章 修復

ようやく賢治の母が口を開いたかと思うと
聞けば聞くほど鳥肌が立って残酷な話だった。
「私はあの子を可愛いがっただけ。
合意のもとよ。」
「セックスしたんですね。」
「…だったら なんなの。」
認めたくなかった、嘘でいてほしかった。
心の底から怒りが沸いてくる。
こんな女に私の好きな人は…
私は付き合えなかったフラれた女じゃなくて
当時、小学生だった賢治くんを守りたかった。
「本当ですか?…小学生だった彼の純粋で
優しい心を利用してませんか?
慰めてとか
都合のいい言葉並べてませんか?
肉体関係持つことが子育てですか?
彼が貴方の前にいまだ居ることが
奇跡にしか思えません。」
今の家族環境が崩れてないことに
感謝すべきです。
親として信頼している子どもを逆手に取って
そんな行為するなんてあり得ない、怒りで震えた。
「血縁関係のない母だとしても
親子の関係を裏切った事には代わりないですね。」
「幼児虐待のひとつですね。」
「…」
「認めて下さい。」
亜里沙は気がつくと賢治の母親の髪を引っぱりあげてい
た。
「賢治君が大人だったから
今、あなたは捕まらずに幸せに生活が続いていて
今も変わらない日々で
幸せな家庭を築けている。」
「…。」
「だけどあの頃の賢治君にした事は一生、消せない。
だから今後は彼の望むこと応援して下さい。」
今日で別れるし、勢いに任せて言ってしまった。
どこかスッキリした。
亜里沙は深々、礼をして去ろうとした。
すると手首を誰かに掴まれた。
聞けば聞くほど鳥肌が立って残酷な話だった。
「私はあの子を可愛いがっただけ。
合意のもとよ。」
「セックスしたんですね。」
「…だったら なんなの。」
認めたくなかった、嘘でいてほしかった。
心の底から怒りが沸いてくる。
こんな女に私の好きな人は…
私は付き合えなかったフラれた女じゃなくて
当時、小学生だった賢治くんを守りたかった。
「本当ですか?…小学生だった彼の純粋で
優しい心を利用してませんか?
慰めてとか
都合のいい言葉並べてませんか?
肉体関係持つことが子育てですか?
彼が貴方の前にいまだ居ることが
奇跡にしか思えません。」
今の家族環境が崩れてないことに
感謝すべきです。
親として信頼している子どもを逆手に取って
そんな行為するなんてあり得ない、怒りで震えた。
「血縁関係のない母だとしても
親子の関係を裏切った事には代わりないですね。」
「幼児虐待のひとつですね。」
「…」
「認めて下さい。」
亜里沙は気がつくと賢治の母親の髪を引っぱりあげてい
た。
「賢治君が大人だったから
今、あなたは捕まらずに幸せに生活が続いていて
今も変わらない日々で
幸せな家庭を築けている。」
「…。」
「だけどあの頃の賢治君にした事は一生、消せない。
だから今後は彼の望むこと応援して下さい。」
今日で別れるし、勢いに任せて言ってしまった。
どこかスッキリした。
亜里沙は深々、礼をして去ろうとした。
すると手首を誰かに掴まれた。
 

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