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囚われの天使たち
第2章 支配

男は、ペンチに最大級の握力を加えた。

「いやああああああああああああ! 痛いいいいいいいいいい!」

頬の肉が破れ、血が滲む。

奈津子は一瞬息を詰まらせてから、大きく息を吸い込んだ。

「くう……!」

叫ぶことを諦めたのか、奈津子は歯を食いしばって痛みに耐えている。その苦悶の表情をたっぷりと楽しんでから、男はようやくペンチを外した。

「はあ、はあ、はあ」

痛みから開放されて安心したのか、奈津子は歯を食いしばっていた時に止めていた呼吸を再開した。呼吸を止めていたからか、その息は荒かった。奈津子の頬は紫色に染まり、そこから血がたれていた。

「さて、次は」

男は焦らすようにゆっくりと、ペンチを移動させた。頬から下に向かってペンチを移動させ、

「ここだ」

乳頭の位置で止めた。

「い、いや、お願い、やめて! もう嫌……!」

夏子の懇願を無視して、男はその幼くて小さな、ピンク色の突起をペンチで挟んだ。

「やあ……」

ペンチに徐々に力を入れていく。

「い、痛い……やめて……」

力を込めるとともに、ピンク色の無垢な肉は平べったく伸びる。

「ううう」

奈津子は顔を背けて、徐々に迫る痛みを覚悟しているようだ。

やがて男の手は、限界までペンチを握りしめた。

「痛いいい!」

奈津子は身を捻ったり腰を落としたり、激しく体を動かして悶えた。

「ううう……!」

やがて息を止め、耐え方を変えた。

男は、ペンチを大きく動かした。夏子の乳首を挟んだまま、大きく捻りあげる。

「痛あああああああああああいいいい!!」

奈津子は引っ張られて、少しでも痛みを和らげるために爪先立ちになった。
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