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第7章 ボレロ本番～そして終焉へ

そろそろ弘海の退院の日程も決まるようなので自分の事を打ち明けようと弘海の病室へ行った




玲司「どうだ？退院は決まったか？」

弘海「明日の結果次第で退院していって・・」

玲司「良かったな～～」

弘海「センパイのおかげだよ～～ありがとうね」

玲司「何言ってる・・・俺は何もしてないよ、それより話があるんだけど」

弘海「なに？」


玲司「あのな・・・この前の検診あっただろ、あれに引っかかって精密検査したんだ」


弘海「え？？・・・それで？？？」


玲司「膵ガンのステージⅢだって・・・・」


弘海「ウソでしょ？」


玲司「でも手術と放射線治療でなんとかなりそうだから心配するなよ」


弘海「手術しないと？」


玲司「半年だって」






弘海「・・・・・うぅぅぅ・・・なんで～～～私だけでいいのに」





玲司「泣くな！　せっかく弘海と一緒に住めるようになったのに諦められるか・・・治療も頑張から」


弘海「ウンッ・・・でも・・・・」


玲司「手術日程が決まったら娘も帰国するって言ってたから宜しく頼むな」