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第8章 最終章　　　　　生きること・・・そして旅立ち　

娘が婚姻届を持ってきて署名し弘海の実家に家族でお邪魔した、思わぬガイジンさんの訪問で盛り上がってしまったが弘海の姉も安心したようだった。



入院前日に入籍をし俺ら２人は法的に夫婦となった、しかし翌日に入院しなければならないので俺はアルコールを控え周囲の宴会の盛り上がりを冷静に見ているしかなった。



弘海「やっぱ飲まないの？」


玲司「明日は入院で検査もあるからな・・・禁酒だし」


弘海「そうだよね、治ってほしいな・・・」


玲司「出来る限りの治療はするけど膵臓ってのは厄介だから仕方ないよ」


弘海「毎日、行くからね」


玲司「おいおい、むりして弘海が悪くなったら困るから体調見てな」


弘海「うん」


玲司「でもなんか弘海の両親も姉さんもスゲー飲んでないか？」


弘海「祝い酒だからいいじゃん」


玲司「一家で?兵衛さんなのは知ってたけどこれ程とはな(笑)」


弘海「これが我が家の標準だから何とも思わないも～ん」


玲司「お前も病み上がりなんだからな」


弘海「あたしだって飲みたいけどノンアルにしてるんだからね」


玲司「そうなんだ・・・最近のはノンアルかどうか区別がつかないよ」


弘海「ジジイだから分かんないんじゃん」


玲司「そのジジイの嫁はババアか？」


弘海「言ったな！」