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僕は、ヱッチな小説を書キてゐゑ
第7章 あなたに似た人

人の潜在能力というのは普段30%ぐらいしか発揮されておらず、それをもし100%引き出すことができたなら……?
「なんか物凄いことできちゃうんじゃないか」という、なんの根拠もないんだけどそー言われちゃ信じるしかないなというのがこの作品の上手い所。
真実を積み重ねるのではなく、誰にも検証しようがないけれど、一応筋は通ってる……みたいな。エセ説得力というと言い過ぎだけれど、つまり、反論できなきゃ説得力足り得るのだと気づかされる。
その上で何が起きるかというと、そう、ご存知の通り「あべし!」だの「たわば!」だの「ひでぶ!」などと断末魔を残して人間がふき飛ぶのだ。
しかも、指一本触れただけで!
経絡秘孔(けいらくひこう)……このアイデアがまた凄い。
人の身体には突けばそんな効果を引き出す秘密の点穴があるというのである。これまた反論しようがない。あるかもしれないし、ないかもしれない。真偽不明。

