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第4章 初デート？

あれ、なんか楽しい？
久しぶりに誰かと出掛けたから？
そういえば友達もみんな忙しくて、なかなか遊びに行けないし。

修二さんは凄い仕事忙しくて、一緒に出掛けたのはバーに1回行ったくらい。
思い返してみたら、修二さんとの思い出って無いや…。
私もどこに行きたいとか言わなかったし…。

「………」

ムギュッ

「…急に鼻摘まないでよ」
「すっごい難しい顔してた」
「別にそんな…」
「なんかあったの？俺で良かったら、聞くよ」

まだ会ってそんなに経ってないのに、言えるものじゃないでしょ。

「…聞いても面白くないよ」
「言ったら、楽になるんちゃう？」
「…彼氏と別れたの。それでヤケ酒して山岡さんに介抱してもらったんだ」

言っちゃった…。

「ちょっとはスッキリした？」
「ごめんなさい。こんな話聞かせちゃって」
「いいよ。でもそれで、茜さんがこうやって俺と出掛けるきっかけになったんやから、それでオッケーやん」

ポジティブだなー。
でも、山岡さんと会えたっていうのでは、良かったのかな？