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第22章 奏の追撃ｰ衝撃陽菜のアパート！

「ちっ、当たりたくない予想は当たるってか？」


昨日天羽(ｱﾏﾈ)から連絡が入り、奏が強引に陽菜の現住所を調べ出したと聞いた。


そこで俺は予防線と思い、朝から奏のマンションの近くで車待機‥
そうしたら案の定、奏が車でどこかへ向うのを追跡中。



「雲母に連絡しておけば良かったか‥
その前に、行っても無人だけどなぁ‥‥」


現在陽菜は雲母のマンション住まい、自分のアパートに帰って来る事はまず無い筈だが、念には念をとこうして後を追っている。



「諦めの悪いガキだ、せっかく上手く陽菜を逃がしたと言うのに‥くそっ！」


敢えて悠久の話に乗った、その方が完璧な理由で陽菜を解放してやれる為‥


社長自らの解雇通知、いくら奏でも撤回出来ないと踏んだ上での行動だ。



「・・・
千葉か‥陽菜のアパートも千葉‥
こりゃ当たりかよ」


間違い無く、奏は陽菜のアパートへ向かっているよう‥
何処まで食い下がる気なんだか‥陽菜的に全く眼中に無い、それが分からないとは。



「予想通り‥か‥
・・・・・ん？？」


少し離れているが、見覚えのある車が１台‥‥


・・・まさかっ！？