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秘書2課派遣部ー私頑張ります!?
第22章 奏の追撃ー衝撃陽菜のアパート!



「・・・
こうやって見ると、意外に大切な物って少ない‥ね‥‥」


本当に必要な物だけ‥
そう考えたら、ダンボール2箱分にも満たなかった。


家電や服‥特にセクシーランジェリーなんて要らない‥
大学時代の少しの写真と、お気に入りの小物に本、アクセサリーが数点‥物欲無かったなぁ私。



「後あったかな?」


久しぶりの自分の部屋なのに、なんだか人の家に来たみたい‥
それだけ、雲母のマンションに慣れてしまったって事だよね?



「これだったら、雲母の車で運べちゃうかも‥
アパートに拘っていた私がバカみたい‥って、言っていて悲しい‥‥」


5年近く住んだ筈なのに、そこまで思い入れが強い物も無く‥


仕送りを断ってバイト生活だったもの、そんな余裕なんて無かったのもあるけど。



「・・・
それでも5年目だったんだよ・・・」


飛び出してから此処に住んで、それなりに楽しかった日々‥
何もかも手探り状態から始めた、私の一人暮らし。



「今更かな?」


このアパートは仕方無いとして、今の私が雲母と離れて一人暮らし出来る?


・・・答えは不安。



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