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淫の館
第3章 目覚め

どのくらいの時が経ったかわからない。

「新しい奴隷との会食に、ご馳走を用意させたが残念だ。

奴隷は躾中だから、皆で食事にしよう。

待たせて悪かった。躾の様子を肴に皆で祝宴としよう。


男達が揃って頭を下げる。

パンパン…

柏手が打たれて鉄の格子戸が開く。

今度は私と同じ、白い着物をきた女性がお膳を持って入ってきた。

ちょうど10人、旅館の仲居のように列をなして、一人前の膳を持って入ってきて男達の前に置いていく、
下がっては戻ってきてと繰り返し、何往復かで配膳が終わる。

自分達の膳を男の玉座の間の前に並べて、男と向かい合わせに座る。


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