この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
淫の館
第17章 木の躾…2週目
他の女性たちが私のように皆、誘拐紛いの状態で連れて来られたかは知らないが、いずれにせよ皆ここに留まっているのだ。
長いこと館に居ればきっと逃げ出す方法はあるはず。
私だってこれからの巡業の隙に自動ドアから逃げ出すチャンスもあるかもしれない。
でも、今の私は逃げるつもりはない。
早く一人前と認められ、館主様に直接愛されたいと望んでいる。
そして、他の女性たちも、そう思い続けてここに留まっているのではないか?
一夫多妻、もしくは弟子たちを交えた多夫多妻の理想郷のような生活がこの館にあるのではないか?
毎日の女性と館主様の交わりを見て、そう感じるのだ。